ハウスクリーニングひなた
五徳の掃除方法
五徳の焦げは、材質を確かめ、汚れの度合いに合わせて熱と時間を使うと、傷を増やさずに落とせる範囲が広がります。
結論から書きます。五徳の焦げはこする力では落ちません。材質を確かめてから、熱と時間をかける。この順番を逆にすると傷が残ります。
日々の油は中性洗剤、少し固まった汚れは重曹を置く方法、厚い焦げはつけ置きへ進みます。取扱説明書で認められた材質なら煮洗いも選べますが、ホーローの欠け、鋳物のさび、ステンレスの焼き色まで焦げと決めつけて削らないことが大切です。
※ 五徳の材質、表面処理、外し方、使用できる洗剤は機種ごとに違います。この記事は一般的な家庭用ガスコンロの手入れ順です。作業前に、お使いの機種の取扱説明書を確認してください。
五徳の汚れは三段階で変わる
五徳へ付く汚れは、同じ場所で加熱を繰り返すうちに性質が変わります。見た目だけでなく、触ったときの厚みと硬さを確認すると、どの方法から始めるかを決めやすくなります。
- ① 油とふきこぼれ
- 炒め油、煮汁、調味料、でんぷん、たんぱく質などが表面へ付いた段階です。まだ薄く、べたつきや水分があります。火を消して安全に触れられる温度まで下がったら、中性洗剤で拭くか洗います。
- ② 時間がたって固まった汚れ
- 油と食品が乾き、茶色い膜や小さな塊になった段階です。乾いたままこするより、洗剤とぬるま湯で湿らせ、時間を置いてから動かします。
- ③ 熱で炭化した黒い層
- 残った油や食品が何度も加熱され、黒く硬い層になった段階です。一度で削り切ろうとせず、表面の油を取り、つけ置きや煮洗いで層を少しずつ緩めます。
段階が進むほど、こする力ではなく、水分を触れさせる時間を足します。三段階が重なる場合は、全体の油、固まり、黒い層の順に進みます。
まず材質を確かめる — ホーロー・ステンレス・鋳物
五徳の掃除で最初に見るのは汚れではなく材質です。材質によって、水へ浸けられる時間、使える洗剤、こすれる道具、煮洗いの可否が変わります。見た目だけで断定せず、取扱説明書の部品名と品番を優先してください。
- ホーロー
- 黒くつやがあるものが多く、金属をガラス質の釉薬で覆っています。欠けると下の金属が露出してさびることがあるため、研磨剤、金属たわし、刃物で削りません。
- ステンレス
- 銀色のものが多く、細かな傷、くもり、炎による焼き色が目立ちます。筋目に沿って拭き、専用クリーナーも説明書で使える場合だけにします。
- 鋳物
- 黒くざらつきがあり、重いものが目安です。長時間のつけ置きを避け、洗ったあとはくぼみと脚の裏まで乾かします。表面加工があれば、その条件も確認します。
見分ける手がかりは、色、つや、表面のざらつき、重さ、磁石への反応、取扱説明書の部品表示です。ただし、磁石が付くステンレスもあれば、鋳物に表面加工をした五徳もあるため、磁石だけでは判定できません。
材質が分からなければ、中性洗剤とやわらかいスポンジまでにとどめ、研磨、長時間のつけ置き、煮洗いは行いません。
落ちるかどうかは「熱と時間」で決まる
最初に力を入れると、汚れより先に表面へ傷が付くことがあります。先に使うのは、安全な温度と、洗剤液へ触れさせる時間です。
- 温度
- 取扱説明書と洗剤表示で認められている場合は、40〜50℃程度のぬるま湯を使います。冷たい水より油が緩みやすくなりますが、熱湯はやけどや急な温度変化による傷みを避けるため使いません。
- 時間
- 軽いこびり付きは20〜30分を最初の目安にします。焦げが厚ければ、途中で表面を確かめながら、洗剤表示の範囲で時間を延ばします。鋳物や欠けのある部品は長く浸けません。
- 順番
- 表面の油を中性洗剤で取り、次にぬるま湯と洗剤へ浸け、汚れが緩んでからスポンジやブラシを動かします。乾いた黒い層を先に削りません。
これは換気扇掃除のやり方と同じ考え方です。ただし、五徳には炎で炭化した層があるため、同じ洗剤と時間で一律に扱いません。
※ ぬるま湯の温度とつけ置き時間は一般的な手入れの目安です。取扱説明書や洗剤表示に別の指定がある場合は、そちらを優先します。
始める前に — 道具と安全
用意するもの
- ゴム手袋(油、洗剤、焦げから手を守る)
- 中性洗剤と、材質に使える洗剤
- やわらかいスポンジ、歯ブラシ、樹脂製ブラシ(傷を増やさない道具から始める)
- 洗い桶か厚手の袋
- 竹串か樹脂製のへら(角や部分的な固まりを少しずつ動かす)
- 乾いたタオル(すすいだあとの水分を取り、乾燥させる)
- 煮洗いに使える鍋(アルミ製を避ける)
※ 金属たわし、金属ブラシ、刃物、粗い研磨剤は最初から用意しません。表面が削れたあとでは、汚れが落ちたのか、加工が取れたのかを見分けにくくなります。
始める前に確認すること
- 🚨 火を消し、ガスの元栓を閉じる。つまみが消火位置にあることも確認します
- 🚨 コンロと五徳が完全に冷えてから外す。調理直後の五徳を持ち上げたり、水へ入れたりしません
- 取扱説明書で材質と洗浄方法を確認する。水洗い、つけ置き、煮洗い、使える洗剤の記載を見ます
- 外す前の位置と向きを撮る。左右や前後で形が違う機種は、戻す場所が分かるようにします
- 外した五徳の置き場所を決める。床や作業台へ直接置かず、タオルやトレーの上に並べます
- シンクを養生する。底へ厚手のタオルや洗い桶を置き、重い五徳でシンクを傷つけないようにします
- 換気し、家族へ作業中と伝える。洗剤の表示に従い、子どもやペットが触れない場所で作業します
五徳を外している間はコンロを使いません。洗浄後は乾かし、撮影した位置へ戻します。
何を使うか — 洗剤の選び方
五徳は、洗剤を強くするより軽い方法から一段ずつ上げるほうが、表面の変化に気づきやすくなります。材質が分からないときと、日々の軽い汚れには中性洗剤から始めます。
- 中性洗剤
- 薄い油、ふきこぼれ、べたつきに使います。スポンジで洗い、すすいで乾かします。
- 重曹
- 焦げ付きに使います。スプレー、ペースト、つけ置き、煮洗いを汚れの厚みで使い分け、粒が残った状態で強くこすりません。
- セスキ炭酸ソーダ
- 油を含む広い面の拭き取りやつけ置きに使えます。塗装、表面処理、アルミなど使えない素材へ広げません。
- 酸素系漂白剤
- 説明書と製品表示で認められた五徳のつけ置きに使います。指定の温度、量、時間を守り、煮立てません。
- ステンレス専用クリーナー
- ステンレスのくもりや焼き色に使える場合があります。五徳とクリーナー双方の表示を確認し、目立たない場所で試してから、指定された方向へ軽く動かします。
- ホーローに使わないもの
- 粗い研磨剤、金属たわし、金属ブラシは避けます。塩素系洗剤も長時間触れさせず、欠けた部分を削りません。
重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸の性質と使い分けは重曹・セスキ・クエン酸の使い分けをご覧ください。この記事では、五徳へ使う場面だけに絞っています。
洗剤の組み合わせは混ぜてはいけない洗剤で確認できます。複数の洗剤を同じ容器へ足しません。
※ 洗剤の液性、使用できない素材、使用量、温度、放置時間は製品表示で確認します。表示が読めない洗剤や、別の容器へ移して中身が分からない洗剤は使いません。
汚れの度合い別のやり方
① 日々の軽い汚れ
調理後に火と元栓を確認し、五徳がやけどしない温度まで下がったら、表面の油とふきこぼれを布で取ります。五徳を外して洗う場合は、完全に冷めるまで待ってください。
- 乾いた食品くずを取る。布やキッチンペーパーで、表面に残ったくずを集めます。
- 中性洗剤で洗う。やわらかいスポンジへ洗剤を含ませ、上面、脚、裏側、付け根の順に洗います。
- すすいで乾かす。洗剤分を流し、タオルで水分を取って、くぼみまで乾かします。
軽い汚れに研磨剤、つけ置き、煮洗いは不要です。油を残さないことを優先します。
② 少しこびりついた焦げ
薄い茶色の膜や、小さな黒い点が残る場合は、材質に重曹を使えることを確認してから重曹スプレーかペーストを使います。乾いたまま先にこすらないでください。
- 中性洗剤で表面の油を取る。重曹が焦げへ触れやすい状態にします。
- 重曹スプレーをかける。広く薄い汚れにはスプレー、点状の焦げにはペーストを置きます。
- 20〜30分置く。乾きそうなら、洗剤表示で許される範囲で湿らせた紙や布を重ねます。
- やわらかいブラシで動かす。一方向へ軽くこすり、変色やつやの変化が出たら中止します。
- すすいで確認する。洗剤を残さず流し、乾かしてから残った部分を見ます。
③ 激しくこびりついた焦げ
広い範囲が黒い層で覆われ、スポンジでは動かない場合は、重曹を溶かしたぬるま湯でつけ置きします。鋳物、欠けたホーロー、素材不明の五徳は長時間浸けず、説明書で別の指定があれば従います。
- 洗い桶を養生する。シンクへタオルか洗い桶を置き、五徳がシンクへ直接当たらないようにします。
- 40〜50℃程度のぬるま湯を用意する。熱湯は使わず、洗剤表示の温度範囲を守ります。
- 表示どおりの量の重曹を溶かす。濃くすればよいとは考えず、量を守ります。
- 五徳を20〜30分浸ける。一度取り出して表面を確認し、必要なら表示の範囲で数時間まで延ばします。
- 緩んだ層を洗う。歯ブラシや樹脂製ブラシで、脚の付け根と裏側から少しずつ動かします。
- 十分にすすいで乾かす。洗剤分と黒いかすを流し、くぼみや接地面まで乾かします。
欠け、赤いさび、塗装の浮きが見えたら中止し、部品交換の可否を確認します。
④ それでも落ちないとき — 煮洗い
つけ置きでも黒い層が動かず、説明書で煮洗いできる場合だけ重曹の煮洗いへ進みます。アルミ鍋は黒く変色することがあるため使いません。
- 五徳が入る鍋を選ぶ。重曹を使える鍋を用意し、五徳を押し込みません。
- 五徳と水を鍋へ入れる。五徳が浸かる量の水を入れ、重曹は製品表示に従った量を加えます。吹きこぼれを避けるため、鍋へ水を入れすぎません。
- 弱めの火で加熱する。その場を離れず、ふき上がりがあれば火を止めます。
- 沸騰したら火を止める。沸騰させ続けて焦げを煮出そうとせず、火を止めてそのまま冷まします。
- 触れられる温度まで待つ。熱い五徳を取り出したり、冷水をかけたりしません。
- やわらかいブラシで洗う。緩んだ焦げを少しずつ動かし、竹串や樹脂製のへらは寝かせるように当てます。
- すすいで完全に乾燥させる。重曹と焦げのかすを流し、脚の裏、くぼみ、接地面まで乾かしてから戻します。
🚨 ホーローが欠けている五徳は煮洗いしません。露出した金属へ水分が触れ続けると、さびが進むことがあります。鋳物も長く水へ浸けず、取扱説明書に煮洗いの記載がなければ行いません。酸素系漂白剤やほかの洗剤を鍋へ足すこともしません。
⑤ 部分的な汚れ
脚の付け根や角だけに焦げが残る場合は、全体の洗浄を繰り返すより、濡らした布や重曹ペーストを部分的に当てます。時間を置いたあと、竹串、樹脂製のへら、説明書で認められたスクレーパーを寝かせて使います。
道具の先端を立てると一点へ力が集まります。金属たわしを自己判断で使わず、表面の色やつやが変わったら中止します。
⑥ ステンレスの「焼き色」
銀色のステンレスが金色、茶色、青紫色に見える場合は、油汚れではなく、熱によって表面の色が変わった焼き色のことがあります。中性洗剤で洗っても同じ色と形が残るなら、焦げと決めつけて削らないでください。
説明書で認められたステンレス専用クリーナーで薄くなる場合があります。ただし、消そうと磨き続けると傷やつやむらが残ることがあります。変化が乏しければ残します。
こすっても落ちないときは
焦げ付きが取れなければ一段前へ戻り、油膜、温度、時間、材質に合う方法だったかを確認します。
- 洗剤が焦げへ届いていない
- 表面の油膜を中性洗剤で取り、水分をはじかない状態にしてからつけ置きへ戻ります。
- 置く時間が短い
- 洗剤表示と材質が許す範囲で延ばします。鋳物や欠けた部分は浸け続けません。
- 汚れが乾いている
- 濡らした紙や布を当て、乾かないようにしてからブラシを動かします。乾いた層へ道具を立てて削りません。
- 黒い層が厚すぎる
- つけ置き、洗浄、すすぎを一回の区切りにし、表面の傷みを確認します。
- 汚れではない
- ステンレスの焼き色、ホーローの欠け、塗装のはがれ、さび、腐食は洗剤で元へ戻りません。
- 部品が傷んでいる
- 変形、がたつき、深いさび、バーナーへ当たる状態は、焦げ落としではなく交換を確認する段階です。
層が厚いところへ力を入れると表面を傷めます。つけ置きや煮洗いでも変化が乏しければ、買い替え判断へ進みます。
買い替えという出口もある
五徳は消耗する部品です。新品の色へ戻すことより、鍋を安定して支え、バーナー周囲へ正しく収まるかを優先します。
- ホーローが欠けている
- 下の金属が見え、赤いさびが出ている場合は、研磨や煮洗いを止めます。欠けた表面は洗剤では戻りません。
- さびや腐食が深い
- 粉状のさびが続く、金属が薄い、表面がはがれる状態は交換を確認します。
- 変形してがたつく
- 平らな場所へ置いても脚が浮く、鍋を置くと揺れる状態では使用を続けず、正しい部品かも含めて確認します。
- バーナーへ当たる
- 五徳が傾き、バーナーキャップや点火部へ触れる状態は、位置の間違いか変形の可能性があります。点火せず説明書で確認します。
五徳は、メーカーの部品販売や修理窓口から型番に合う部品を購入できる場合があります。本体の型番と、左右・前後の別を確認し、形が似ているだけの部品を使いません。
同じ純正部品を予備として一組持つと、つけ置きや乾燥のあいだに入れ替えられます。外したままコンロを使わず、交換後の収まりを確かめます。
やってはいけないこと
- 🚨 熱湯をかけない。やけどと急な温度変化を避け、取扱説明書で認められたぬるま湯を使います
- 🚨 アルミ鍋で煮洗いしない。重曹によって鍋が黒く変色することがあるため、重曹を使える鍋を選びます
- ホーローへ研磨剤や金属たわしを使わない。表面の釉薬が傷ついたり、欠けたりすることがあります
- 鋳物を長時間水へ浸けない。水分が残るとさびにつながるため、短く洗って十分に乾かします
- 🚨 塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜない。同じ容器へ入れず、別の洗剤へ替えるときも十分にすすぎます
- 濡れたままコンロへ戻さない。脚の裏、くぼみ、接地面まで乾かします
- 欠けやさびを汚れと決めつけて削らない。元へ戻らない傷みは、部品交換の可否を確認します
- 熱い五徳を急に水へ入れない。完全に冷めてから外し、洗浄を始めます
- 焦げへ刃物を立てない。竹串や樹脂製のへらも寝かせ、少しずつ動かします
洗剤を濃くする、時間を延ばす、道具を硬くする、という三つを同時に行いません。一段ずつ試し、すすいでから次を判断します。
どのくらい時間がかかるか
軽い汚れは5分ほど、つけ置きは30分から数時間、煮洗いは冷ます時間を含めて2〜3時間ほどが一般的な目安です。
- 日々の軽い汚れ
- 1台分で5分ほど。中性洗剤で洗い、すすいで水分を取ります。乾燥時間は別に見ます。
- 重曹スプレー・ペースト
- 手を動かす時間は10〜20分ほどで、置く時間として20〜30分を見ます。
- つけ置き
- 最初は20〜30分で確認し、焦げの厚みと洗剤表示に応じて数時間まで見ます。鋳物や欠けた部品は長く浸けません。
- 煮洗い
- 準備、加熱、自然に冷ます時間、洗浄、すすぎを含めて2〜3時間ほど見ます。火にかけている間はその場を離れません。
- 乾燥
- 時間で区切らず、裏側、脚、くぼみへ水滴がないことを確認します。急ぐ場合も、濡れたまま戻しません。
つけ置き中にシンク周りを片付けると作業を重ねられます。ほかの部品は同じ桶へ入れません。
※ 上の時間は一般的な手入れの目安です。機種、材質、焦げの厚み、室温、乾燥状態で変わり、ひなたの施工実績を示す数字ではありません。
どのくらいの頻度でやればいいか
使ったあとの拭き取り、週1回の洗浄、月1回のつけ置きを目安にし、軽いうちの手入れを中心にします。
- 使ったあと
- 火と元栓を確認し、安全に触れられる温かさまで下がったら、油とふきこぼれを拭きます。外して洗うのは完全に冷えてからです。
- 週1回
- 五徳を外し、中性洗剤で上面、脚、裏側、付け根を洗います。焦げの点があれば、その部分だけ湿らせます。
- 月1回
- 材質と説明書が許す場合に、20〜30分のつけ置きを行います。黒い層がなければ、中性洗剤での洗浄だけで終えます。
- 汚れたとき
- 吹きこぼれ、揚げ物の油、調味料が付いた日は、週や月の予定を待たずに取ります。次の加熱で固まる前に手入れします。
調理回数や油の量で間隔を変え、取扱説明書に指定があれば優先します。
※ 上の頻度は一般的な手入れの目安です。汚れが少ない五徳へ毎月強い洗剤や煮洗いを行う必要はありません。
次に汚れるまでを延ばす
いちばん優先するのは、油とふきこぼれを次に火を使う前まで残さないことです。安全に触れられる温かさで拭きます。
- 調理後に五徳の表面を見る。油のはね、煮汁、食品くずがあれば、火と元栓を確認してから拭きます。
- ふきこぼれをその日のうちに取る。糖分やでんぷんを残し、次の加熱で黒い層へ進ませないようにします。
- 週ごとに裏側を見る。上面がきれいでも、脚の付け根と裏側へ油が回っていないか確認します。
- 予備と入れ替えて乾燥時間を確保する。型番に合う予備がある場合は、洗った五徳を急いで戻さず乾かします。
- 五徳を正しい位置へ戻す。傾きやがたつきがないかを確認し、鍋底を安定して支えられる状態にします。
五徳を覆う用品は炎や空気の流れへ影響する場合があります。説明書で認められていなければ使いません。
そのままにすると、どうなるか
汚れが厚くなるほど、落とせる層と部品の傷みを見分けにくくなります。
- においと煙が出ることがある
- 残った油や食品が炎と熱で再加熱されると、焦げたにおいや煙が出ることがあります。ガスのにおいがする場合は汚れと決めつけず、点火せずに使用を止めます。
- 汚れがバーナーへかぶることがある
- 吹きこぼれと焦げのかすが五徳の内側へ落ちると、バーナーキャップ周囲へ付着することがあります。炎の状態に異常があれば掃除を続けず点検へ切り替えます。
- ホーローの欠けからさびることがある
- 欠けた部分へ水分や調味料が触れると、露出した金属にさびが出ることがあります。欠けを黒い汚れと考えて削らず、交換を確認します。
- コンロ全体へ焦げが広がる
- 五徳から落ちた油や焦げのかすが天板やバーナー周囲へ移り、次の加熱で固まることがあります。五徳だけでなく、外したあとの設置面も目で確認します。
- 鍋が安定しにくくなることがある
- 焦げの厚み、変形、さびで接地面が不ぞろいになると、鍋を置いたときにがたつく場合があります。汚れを落としても揺れるなら使用を止めます。
傾き、バーナーへの接触、炎の乱れ、すす、ガスのにおいがあれば、点火せずメーカーやガス事業者へ相談します。
コンロのほかの部分はどうするか
この記事で扱うのは五徳だけです。天板、バーナーキャップ、前面パネル、排気口、魚焼きグリルは、水をかけてよい範囲や外し方が五徳と違います。同じ桶へまとめて入れたり、五徳用の洗剤をそのまま広げたりしません。
それぞれの掃除手順はガスコンロ掃除のやり方で確認してください。とくにバーナーキャップは炎口と向き、天板は表面材質、グリルは点火部やセンサーへの水分に注意が必要なため、この記事では手順を重ねて書きません。
自分でやる範囲と、頼む目安
自分で進める範囲は、取扱説明書どおりに外せる五徳を、材質に合う洗剤で洗い、完全に乾かして正しく戻せるところまでです。ガス接続部を動かす、バーナー本体を分解する、変形した部品を曲げて戻す作業は含みません。
- 自分で進めやすい
- 中性洗剤で落ちる油/材質を確認できた五徳の重曹ペーストとつけ置き/説明書で認められた煮洗い/洗浄後の乾燥と組み戻し。
- 清掃を頼む目安
- 複数の五徳へ厚い焦げが重なっている/シンクと作業場所を養生できない/つけ置きと乾燥の時間を確保できない/コンロ周りにも油が広がっている。
- 部品交換を確認する目安
- ホーローの欠け/深いさびや腐食/変形とがたつき/バーナーへ当たる/正しい位置へ戻しても鍋が安定しない。
- メーカー・ガス事業者へ相談する目安
- ガスのにおい/赤い炎やすす/点火しない/炎が消える/バーナーや安全装置へ焦げが入り込んでいる。
ひなたのキッチン・換気扇クリーニングは17,600円(税込・キッチン1か所・約2〜3時間)です。五徳だけでなくコンロ周りとキッチンの清掃範囲を事前に確認し、機器の分解修理やガス接続部の取り外しには進みません → キッチン・換気扇クリーニング
相談時は、コンロ全体、五徳の表裏、欠けやさび、本体の型番を撮ります。異常があれば点火して撮影せず、使用を止めます。
よくある質問
Q五徳は何で洗えばいいですか?
日々の軽い油は中性洗剤で洗います。少し固まった焦げは、材質に使えることを確認して重曹スプレーかペーストを置きます。厚い焦げは重曹のつけ置きへ進み、ステンレスの焼き色には説明書で認められた専用クリーナーを検討します。
Q五徳の焦げ付きが取れません。どうしたらいいですか?
表面の油を中性洗剤で取り、40〜50℃程度のぬるま湯と重曹で20〜30分つけ置きします。材質と洗剤表示が許せば時間を延ばし、それでも残る場合は煮洗いの可否を確認します。力を強くせず、欠け、さび、焼き色なら交換や残す判断へ切り替えてください。
Q五徳の掃除で最強の方法は?
すべての五徳に共通する最強の方法はありません。材質を確認し、表面の油を取ってから、ぬるま湯と時間で焦げを緩める順番が基本です。厚い焦げにはつけ置きや煮洗いを選べますが、ホーローの欠けや鋳物、素材不明の五徳へ一律には行いません。
Q五徳の頑固な焦げ付き汚れはどうやって落としますか?
中性洗剤で油膜を落とし、重曹を溶かしたぬるま湯へつけます。緩んだ層をやわらかいブラシで洗い、すすいで乾かします。説明書で煮洗いできる材質なら、水と重曹を入れた対応する鍋で加熱し、沸騰したら火を止め、自然に冷めてから洗います。
Q五徳は重曹で何分つけ置きすればいいですか?
20〜30分を最初の目安にし、一度取り出して状態を確認します。焦げが厚い場合は洗剤表示と材質が許す範囲で数時間まで延ばせますが、鋳物、欠けたホーロー、素材不明の五徳は長く浸けないでください。
Q五徳を重曹で煮る手順を教えてください。
説明書で煮洗いできる材質と確認し、重曹を使える大きな鍋へ五徳、水、表示どおりの量の重曹を入れます。弱めの火で加熱し、沸騰したら火を止めます。触れられる温度まで自然に冷まし、やわらかいブラシで洗ってすすぎ、完全に乾かします。アルミ鍋は使いません。
Qステンレス五徳の茶色や青い色は焦げですか?
洗っても同じ形で残る金色、茶色、青紫色は、熱による焼き色のことがあります。汚れと決めつけて削らず、説明書で認められたステンレス専用クリーナーを目立たない場所で試します。完全に消そうと磨き続けると傷やつやむらが残ることがあります。
Qホーローの五徳に金属たわしを使えますか?
使いません。金属たわしや粗い研磨剤で表面の釉薬が傷ついたり欠けたりすると、下の金属へさびが出ることがあります。中性洗剤、つけ置き、やわらかいスポンジやブラシから始めてください。
Q五徳は毎回洗う必要がありますか?
毎回つけ置きや煮洗いをする必要はありません。使ったあとは油とふきこぼれを拭き、週1回の中性洗剤での洗浄、月1回のつけ置きを一般的な目安にします。調理回数と汚れ方、取扱説明書の指定に合わせて調整してください。
Q五徳はいつ買い替えたほうがいいですか?
ホーローの欠け、深いさびや腐食、変形によるがたつき、バーナーへ当たる状態が買い替えを確認するサインです。本体の型番と五徳の位置を確認し、機種に合う純正部品の有無をメーカーの部品販売や修理窓口へ確認してください。
- 掲載日
- 2026年11月3日
- 参照したもの
- お使いのガスコンロの取扱説明書(五徳の材質、着脱、使用できる洗剤、つけ置き・煮洗いの可否)
日本ガス石油機器工業会「ガスコンロのお手入れ〜ゴトク〜」
東京ガス「五徳(ゴトク)の掃除方法と焦げつき汚れを落とす決定版|重曹・煮洗い・つけ置き術」
ハウスクリーニングひなた 作業手順書(元栓、冷却、シンク養生、部品管理、洗浄、乾燥、異常時に止める判断)
※ 掲載内容は2026年10月時点のものです。設備の種類・状態によって、ご案内が変わる場合があります。この記事に監修者は置いていません。設備そのものの可否は、お使いの機器の取扱説明書と製造メーカーのご案内をご確認ください。
お掃除のこと、まずはご相談から
気になる汚れ、
ひなたに聞かせてください。
「どこを頼めばいい?」から、一緒に考えます。
