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ハウスクリーニングひなた

エアコンのお掃除機能とは?掃除方法と残る汚れを整理します

自動で掃除されているのはフィルターだけで、熱交換器や送風ファンの汚れは残ります。

結論から書きます。お掃除機能付きエアコンが自動で掃除しているのは、基本的にフィルターの表面だけです。冷たい空気をつくる熱交換器、風を送り出す送風ファン、結露水を受けるドレンパンまで丸ごと洗っているわけではありません。

そのため、「お掃除機能付きだから何もしなくてよい」と考えるのではなく、機械に任せられる場所、自分で手入れする場所、分解が必要な場所の三つに分けることが大切です。この記事では、すでにお掃除機能付きエアコンを使っている方が、いま何をすればよいかを順番に整理します。

  • お掃除機能と内部クリーンが、それぞれ何をしているか
  • 自宅のエアコンにお掃除機能があるかを見分ける手がかり
  • ダストボックス、フィルター、外側、吹き出し口の手入れ方法
  • 自分で触らない熱交換器、送風ファン、ドレンパンとの境界
  • お掃除機能のメリット、デメリット、使い続けるときの注意
  • 内部クリーニングを頼む前に確認すること

※ このページは家庭用の壁掛けエアコンを前提にしています。機種ごとの外し方と手入れ周期は、必ずお使いの機種の取扱説明書を優先してください。標準タイプ全体の掃除手順は エアコン掃除を自分でやる方法 でご案内しています。

お掃除機能とは何をしている機能か

エアコンのお掃除機能とは、運転後などにフィルター表面を自動で清掃する仕組みです。本体の中にある小さなブラシや清掃部品がフィルターに沿って動き、付いたホコリをかき取ります。取り除いたホコリは、ダストボックスへためる方式と、細い経路を通して屋外へ排出する方式に分かれます。

  1. 室内の空気がフィルターを通り、大きなホコリが表面に残ります。
  2. 冷暖房の運転後や設定された時刻に、清掃部品がフィルター上を動きます。
  3. ブラシなどが表面の乾いたホコリをかき取ります。
  4. 取れたホコリがダストボックスへ移るか、屋外排出用の経路へ送られます。
  5. 清掃が終わると、フィルターは元の位置へ戻ります。

ここで自動化されているのは、空気の入口にあるフィルターの手入れです。フィルターの奥にある熱交換器と送風ファンは、自動清掃の対象ではありません。油分を含んだホコリや湿った汚れがフィルターへ付くと、ブラシだけでは取りきれないこともあります。

フィルター
室内の空気から大きなホコリを受け止める網。お掃除機能が主に清掃する場所です。
ダストボックス
かき取ったホコリをためる容器。自動で中身まで捨てるわけではないため、人が確認して空にします。
熱交換器
フィルターの奥に並ぶ薄い金属部分。温度を変える働きをし、自動清掃だけでは洗われません。
送風ファン
さらに奥で風を送り出す筒状の部品。表面の清掃機構とは別の場所です。
ドレンパン
冷房時に出る結露水を受ける部品。分解しない日常の手入れでは届きません。

「自動お掃除」「フィルター自動清掃」など、呼び方はメーカーや機種によって異なります。名前だけで範囲を広く考えず、何を動かし、ホコリをどこへ運ぶ機能なのかを取扱説明書で確かめると混同を防げます。

「内部クリーン」はお掃除機能ではない

内部クリーンと、お掃除機能は別の機能です。リモコンや表示部に「内部クリーン」と出ても、それだけでフィルターのホコリを取る機構が付いているとは限りません。

お掃除機能
ブラシなどを動かして、フィルター表面のホコリを物理的にかき取る機能です。
内部クリーン
冷房や除湿の停止後に送風や暖房を行い、室内機の内側を乾かすための機能です。

冷房中の室内機は、内部に結露水が生じます。内部クリーンは運転後の湿気を残しにくくするために動きますが、すでに付いているホコリや汚れを洗い流すものではありません。送風ファンやドレンパンをブラシでこする機能でもありません。

一方の機能だけを持つ機種も、両方を持つ機種もあります。「内部クリーンの表示があるから、お掃除機能付きだ」とは判断せず、取扱説明書の機能一覧で「フィルター清掃」「フィルターおそうじ」などの説明を探してください。内部クリーン中に温かい風が出る、運転音が続くといった動きも機種で異なります。

※ 内部クリーンを使っていても、内部の清掃が一切不要になるわけではありません。乾燥を助ける機能と、付着した汚れを取り除く作業は分けて考えます。

うちのエアコンにお掃除機能があるか、どう見分けるか

見た目だけで確定するのは難しいものの、お掃除機能付きにはいくつかの手がかりがあります。一つだけで決めず、四つを組み合わせて確認してください。似た外観でも、同じシリーズの中に機能付きと標準タイプが分かれていることがあります。

① 本体に奥行きがある
フィルターを動かす機構、ブラシ、ダストボックス、配線などが加わるため、前へ厚く見える機種があります。ただし、大きさだけでは確定できません。
② ダストボックスが付いている
前面パネルを開けた内側に、ホコリをためる細長い容器やケースがあれば有力な手がかりです。位置と外し方は機種ごとに違います。
③ リモコンに掃除のボタンがある
「手動掃除」「フィルター掃除」などのボタンや設定項目があれば、フィルター清掃機構を動かせる可能性があります。「内部クリーン」だけなら別機能です。
④ フィルターが簡単に外せない
清掃機構とつながっているため、標準タイプのように手前へ引くだけでは外れない機種があります。動かないときは無理に引かないでください。

最も確実なのは、本体の型番を確認し、その型番の取扱説明書を見ることです。リモコンの品番は本体と異なる場合があるため、本体の表示を基準にします。表示の場所や写真の撮り方は エアコンの型番の調べ方 にまとめています。

前面パネルを開ける前に運転を止め、手の届く位置から見てください。脚立が安定しない、パネルの開け方が分からない、部品が動いている場合は、型番から調べる方法へ切り替えます。見分けるために部品を外す必要はありません。

お掃除機能付きエアコンの総ざらい — 自動で済む場所と、残る場所

お掃除機能付きの手入れは、自動で済む場所、自分で手入れする場所、分解が必要な場所に分けると迷いません。自動清掃が動いていても、人の作業がゼロになるわけではありません。

壁掛けエアコンの室内機を横から切った断面図。自動で掃除されるのはフィルター表面の乾いたホコリだけで、ダストボックス・フィルター本体・本体の外側・吹き出し口とルーバーの表面・リモコンは自分で手入れする範囲、熱交換器・送風ファン・ドレンパンは分解しないと届かない範囲として塗り分けてある。別枠で「内部クリーン」はお掃除機能ではないことと、お掃除機能付きの見分け方4つを示している。 壁掛けエアコンを横から切った断面。 ①フィルターの乾いた表面ホコリのみ自動。 ①の網と枠、②ダストボックス、③本体外側、 ④吹き出し口とルーバーの表面、⑤リモコンは自分で手入れ。 ⑥熱交換器、⑦送風ファン、⑧ドレンパンの内部汚れは 専門業者の分解洗浄範囲。 乾燥型の内部クリーンはフィルター掃除とは別機能。 お掃除機能の「できること・できないこと」 自動で掃除されているのは、フィルターだけ。 熱交換器と送風ファンは対象外。内部の汚れは、分解して洗う範囲です。 自動で済む 自分で手入れする 分解しないと届かない 室内機を横から見た断面 清掃部品が往復 吹き出す風 前面 壁側 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ※清掃部品の動き・配置は機種により異なります。リモコンは別置きで表示。 自動で済むのは、ここだけ ① フィルター表面の乾いたホコリ 清掃部品が往復し、ブラシでかき取ります。 油分・水分を含む汚れまでは取れません。 同じフィルターでも、網・枠は自分で手入れ 自分で手入れする ② ダストボックス ③ 本体の外側 ④ 吹き出し口とルーバーの表面 ⑤ リモコン フィルター本体の手入れも必要 分解しないと届かない・洗えない ⑥ 熱交換器(フィルターの奥) ⑦ 送風ファン(吹き出し口のさらに奥) ⑧ ドレンパン(結露水を受ける皿) 「内部クリーン」はお掃除機能とは別 ホコリを取る ≠ 内部を乾かす 運転後の送風・暖房で、内部を乾かす機能。 汚れを取り除く機能ではありません。 ※乾燥型の説明。熱交換器洗浄などの機能は別途確認。 見分けるための、4つの手がかり 本体に奥行きがある ダストボックスが付いている リモコンに掃除のボタンがある フィルターが簡単に外せない 「手動掃除」「フィルター掃除」など ※外観だけでは断定せず、型番・取扱説明書で確認。 ※ダストボックス式の一例。屋外排出式や、熱交換器を洗う別機能を備えた機種もあります。 ※手入れは電源を切り、取扱説明書に従ってください。無理に外す・奥へ道具を入れる・自分で分解することは避け、内部洗浄は専門業者へ。 壁掛けエアコンの室内機を横から切った断面図。自動で掃除されるのはフィルター表面の乾いたホコリだけで、ダストボックス・フィルター本体・本体の外側・吹き出し口とルーバーの表面・リモコンは自分で手入れする範囲、熱交換器・送風ファン・ドレンパンは分解しないと届かない範囲として塗り分けてある。別枠で「内部クリーン」はお掃除機能ではないことと、お掃除機能付きの見分け方4つを示している。 ①フィルター表面の乾いたホコリのみ自動。 ①の網と枠、②ダストボックス、③本体外側、 ④吹き出し口とルーバー表面、⑤リモコンは自分で手入れ。 ⑥熱交換器、⑦送風ファン、⑧ドレンパンの内部汚れは 専門業者の分解洗浄範囲。 乾燥型の内部クリーンとの違いと、 お掃除機能を見分ける四つの手がかりを併記。 お掃除機能の「できること・できないこと」 自動で掃除されているのは、 フィルターだけ。 熱交換器と送風ファンは対象外。 内部の汚れは、分解して洗う範囲です。 「自動だから掃除不要」ではありません。 自動 自分で手入れ 分解が必要 室内機を横から見た断面 清掃部品が往復 吹き出す風 前面 壁側 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ※清掃部品の動き・配置は機種で異なります。 自動で済むのは、ここだけ ① フィルター 表面の乾いたホコリだけを自動で除去。 清掃部品が往復し、ブラシでかき取る。 油分・水分を含む汚れまでは取れません。 同じフィルターでも、網・枠は自分で手入れ 自分で手入れする ② ダストボックス ③ 本体の外側 ④ 吹き出し口とルーバーの表面 ⑤ リモコン フィルター本体の手入れも必要です。 分解しないと届かない・洗えない ⑥ 熱交換器 フィルターの奥 ⑦ 送風ファン 吹き出し口のさらに奥 ⑧ ドレンパン 結露水を受ける皿 「内部クリーン」はお掃除機能とは別 ホコリを取る ≠ 内部を乾かす 運転後の送風・暖房で内部を乾かす機能。 汚れを取り除く機能ではありません。 見分けるための、4つの手がかり 本体に奥行きがある ダストボックスが付いている リモコンに掃除のボタンがある フィルターが簡単に外せない 「手動掃除」「フィルター掃除」など 型番・取扱説明書で確認。無理に外さない。 ※ダストボックス式の模式図です。 屋外排出式や、熱交換器を洗う別機能もあります。 「内部クリーン」は乾燥型を説明しています。 ※手入れは電源を切り、取扱説明書に従って。 無理に外す・奥へ道具を入れる・自分で分解する ことは避け、内部洗浄は専門業者へ依頼を。
図1:自動で掃除されているのはフィルターだけです。熱交換器と送風ファンは対象外になります。

自動で行う場所。

フィルター表面の乾いたホコリ
清掃部品が往復し、ブラシなどでホコリをかき取ります。油分や水分を含む付着物まで完全に取れるとは限りません。

自分で手入れする場所。

ダストボックス
たまったホコリを捨て、取扱説明書で水洗いできる場合だけ洗います。十分に乾かしてから戻します。
フィルター本体
自動清掃で残ったホコリ、油分、網目の汚れを確認します。外せる機種だけ、説明書の手順に従って洗います。
本体の外側
上面、前面パネル、側面のホコリを乾いた布か固く絞った布で拭きます。吸い込み口へ押し込みません。
吹き出し口とルーバーの表面
運転と電源を止め、手前から見える面だけを拭きます。奥のファンへ布や指を届かせません。
リモコン
乾いた布で表面を拭きます。液体を直接かけず、電池部分を濡らしません。

分解しないと届かない場所。

熱交換器
フィルターの奥にあり、清掃機構や電装部を避けながら洗う必要があります。
送風ファン
吹き出し口のさらに奥にあり、外から拭くだけでは羽根の裏まで届きません。
ドレンパン
結露水を受ける内部部品です。取り外せる範囲が機種によって変わります。

自分でできる境界は、取扱説明書の「お手入れ」に書かれた、取り外せる部品と外から見える表面までです。清掃機構のユニット、配線、センサーを外す必要が出たら、日常の手入れではありません。

始める前に — 道具と安全

お掃除機能付きは、前面パネルの内側に動く部品と配線が多くあります。洗剤を選ぶ前に、電源を確実に切ること、外せる部品を取扱説明書で確認することを優先してください。

用意するもの

  • 取扱説明書(ダストボックス、フィルター、前面パネルの外し方を確認する)
  • 掃除機(ダストボックスや部品表面の乾いたホコリを吸う)
  • 乾いたやわらかい布(本体外側、リモコン、水分の仕上げ拭き)
  • 固く絞ったやわらかい布(外装と吹き出し口の表面を拭く)
  • やわらかいブラシ(容器やフィルターの網目を傷めずにホコリを払う)
  • ゴム手袋(ホコリと部品の端から手を守る)
  • 新聞紙やシート(外した部品と落ちるホコリを受ける)
  • 必要に応じて中性洗剤(取扱説明書で使える部品に限る)

※ 長い棒、硬いブラシ、金属製の道具、市販のエアコン洗浄スプレーは用意しません。奥へ届く道具ほど、配線や送風ファンへ触れるおそれがあります。

始める前に確認すること

  • リモコンで運転を止め、清掃運転も終わったことを確認します。停止直後に自動清掃が始まる機種があります
  • 電源プラグを抜きます。プラグが見つからない場合は、エアコン専用のブレーカーを切ります
  • プラグとブレーカーのどちらを切るか分からない場合は、作業を始めません。取扱説明書か管理会社へ確認します
  • フィルターが外せる機種か確認します。動かないフィルターを無理に引くと、清掃機構やレールを傷めることがあります
  • 外す前に部品の位置と向きを写真に残します。左右、表裏、差し込む順番を戻すときに確認できます
  • 足場を安定させます。椅子の上で背伸びせず、両手を使える状態にします
  • 水洗いできる部品と、できない部品を分けます。モーター、端子、配線が付いた部品は濡らしません

🚨 電源プラグを抜くか専用ブレーカーを切り、通電していない状態で始めます。フィルターが外せない機種は無理に引かず、外さずにできる範囲で止めてください。

場所ごとのやり方

作業は、乾いたホコリを先に取り、水を使う部品はあとで洗う順に進めます。濡らしてから掃除機を使うとホコリが張り付き、掃除機へ水分が入るためです。外した部品は順番に並べ、完全に乾くまで本体へ戻しません。

① ダストボックスを出してホコリを捨てる

ダストボックスの位置は、前面パネルの内側、上部、左右など機種で違います。屋外排出式には、家庭で空にするダストボックスがない場合もあります。似た形の部品を推測で外さず、説明書の図と見比べてください。

  1. 床とエアコンの下に新聞紙やシートを敷きます。
  2. 取扱説明書どおりに前面パネルを開け、ダストボックスの位置を確認します。
  3. 解除つまみや取っ手を持ち、指定された方向へゆっくり外します。
  4. ふたを開ける前に、外側の乾いたホコリを掃除機で吸います。
  5. 中のホコリを袋の中へ捨て、角に残った分をやわらかいブラシで払います。
  6. 水洗いが許可された容器だけを洗い、洗剤分と水分を残さず乾かします。
  7. 向きとつめの位置を確認して戻し、確実に収まったかを目で見ます。

ダストボックスを外した奥へ掃除機のノズルを押し込むと、清掃用のブラシ、レール、配線へ当たることがあります。容器を外して見える入口までで終えます。ランプや表示が消えない場合は、説明書に記載されたお手入れ後の操作を確認してください。

② フィルターを外せる機種は外して洗う

フィルターは清掃機構のレールや巻き取り部に沿って取り付けられていることがあります。標準タイプのように手前へ引けるとは限りません。外し方が説明書に無い、途中で引っかかる、たわむ場合は止めます。

  1. フィルターの左右、表裏、取り付け位置を写真に残します。
  2. 説明書の解除操作を行い、指定された方向へ少しずつ外します。
  3. 表側から掃除機を弱く当て、乾いたホコリを先に吸います。
  4. 水洗いできる場合は、ホコリを押し込まないよう裏側から水を流します。
  5. 油分が残る場合だけ、薄めた中性洗剤とやわらかいブラシでやさしく洗います。
  6. 洗剤分を十分に流し、日陰で水分が残らないまで乾かします。
  7. 向きとレールを確認して戻し、しわ、浮き、たるみがないか見ます。

強い力でこする、熱い湯をかける、直射日光や暖房器具で急いで乾かすと、網や枠が変形することがあります。戻したあとに異音がする、フィルターが斜めに動く、エラーが出る場合は清掃運転を繰り返さず、電源を切って確認を依頼してください。

③ 本体の外側とリモコン

本体外側は、上面から落ちたホコリが吸い込み口へ戻らないよう、乾いた状態で上から下へ進めます。外装のために前面パネルを分解する必要はありません。

  1. 上面と前面の乾いたホコリを、乾いた布で手前へ集めます。
  2. 掃除機で吸う場合は、本体へノズルをぶつけず、表面から少し離して使います。
  3. 手あかが残る場所を、固く絞った布で拭きます。
  4. すき間へ水分が入らないよう、最後に乾いた布で仕上げます。
  5. リモコンは液体をかけず、乾いた布で表示部とボタンの表面を拭きます。

リモコンの反応が悪い場合は、汚れと電池切れを分けて確認します。電池室に液漏れや腐食が見えるときは、掃除だけで使い続けず、取扱説明書の案内に従ってください。

④ 吹き出し口とルーバーの表面

吹き出し口は送風ファンへ近い場所ですが、家庭で拭くのは手前から見える樹脂面とルーバーの表面までです。ルーバーを手で動かせるかどうかも機種によって異なるため、説明書に反して力を加えません。

  1. 電源プラグまたは専用ブレーカーが切れていることをもう一度確認します。
  2. ルーバーを手で開けられる機種か、取扱説明書で確認します。
  3. 乾いた布で、吹き出し口の縁と見えるホコリを手前へ拭き取ります。
  4. 汚れが残る樹脂面は、固く絞った布で拭きます。
  5. 布を指へ巻いて奥へ差し込まず、送風ファンの羽根へ触れない位置で止めます。
  6. 水分を乾いた布で取り、ルーバーを説明書どおりの位置へ戻します。

奥に黒い点や広い汚れが見えても、棒や布を差し込んで追いかけません。送風ファンは回転部品で、表面の一部だけを拭くと汚れを奥へ押したり、羽根を傷めたりすることがあります。内部が気になる場合は、見える状態を写真に残して相談材料にします。

何を使うか

基本は掃除機と乾いた布です。水拭きには固く絞ったやわらかい布を使い、外せる部品に油分が残る場合だけ、取扱説明書で認められた中性洗剤を薄めて使います。洗浄力を強くするより、清掃機構と電装部へ水分を入れないことを優先します。

掃除機
乾いたホコリを吸うために使います。弱い吸引で表面から取り、清掃機構の奥へノズルを差し込みません。
乾いたやわらかい布
本体外側、リモコン、洗った部品の水分を取るために使います。毛羽が残る布は避けます。
固く絞った布
外装と吹き出し口の樹脂表面に使います。水滴が落ちる状態では使いません。
中性洗剤
取扱説明書で洗えるとされたダストボックスやフィルターに、必要な場合だけ使います。表示どおりに薄め、残らないようすすぎます。
やわらかいブラシ
容器の角やフィルターの網目を軽く払います。硬いブラシでこすると、網や樹脂を傷めることがあります。

市販のエアコン洗浄スプレーを内部へ吹き付けないでください。お掃除機能付きはフィルターの近くにモーター、配線、センサー、基板につながる部品があります。噴霧した液が洗い流されずに残る、電装部へ回る、汚れを奥へ押す可能性があります。

※ アルカリ性や酸性の強い洗剤、漂白剤、溶剤、研磨剤は、樹脂、金属、印刷表示を傷めることがあります。使える洗剤が説明書に書かれていない場合は、乾拭きと水拭きまでにします。

メリットと、デメリット

お掃除機能の価値は、フィルター表面の手入れを機械に任せられることです。一方で、エアコン全体の掃除が不要になる機能ではありません。これから選ぶ場合も、すでに持っている場合も、便利になる範囲と残る手間を分けて見ると判断しやすくなります。

メリット。

フィルター掃除の手間が減る
運転後などに自動清掃が動くため、表面の乾いたホコリを毎回手で取る負担を減らせます。高い位置のフィルターへ頻繁に手を伸ばしにくい方にも助けになります。
目詰まりしにくい状態を保ちやすい
フィルターにホコリが厚く重なる前に取り除くことで、空気の通り道を保ちやすくなります。ただし、効率や電気代が必ず変わるとは断定できません。
機種によっては乾燥機能も併用できる
フィルター清掃とは別に内部クリーンなどを備える機種では、運転後の湿気を残しにくくする動きも使えます。二つの機能の役割は別です。

デメリット。

本体価格が高くなりやすい
清掃用の部品、モーター、制御が加わるため、シンプルな構造の機種とは価格の条件が異なります。
構造が複雑になる
動く部品、レール、センサー、配線が増えます。手入れ方法を間違えると、フィルターのずれや清掃機構の動作不良につながることがあります。
クリーニング費用が高くなりやすい
内部を洗うには清掃ユニットと配線を避けたり、機種に応じて取り外したりする工程が増えるためです。
掃除が不要にはならない
ダストボックスのゴミ捨て、残ったフィルター汚れ、外装の手入れ、内部の清掃は別に残ります。
本体が大きくなりやすい
清掃機構を収めるぶん奥行きが出る機種があります。設置する壁やカーテンレールとの間隔にも関わります。

お掃除機能があった方がよいか、不要かは、フィルター掃除の負担をどの程度減らしたいか、ダストボックスの手入れと内部クリーニングを別に続けられるかで変わります。どちらにも向く人がいて、機能の有無だけで一律に決められるものではありません。いま使っている方は、機能を止めたままにするより、説明書どおりに動かし、残る場所を手入れすることから始めます。

機種で変わること

「お掃除機能付き」という呼び方が同じでも、部品の位置、ホコリの行き先、手で外せる範囲は同じではありません。他の機種の動画や写真を、そのまま自宅の機種へ当てはめないことが大切です。

ダストボックス式か、屋外排出式か
ダストボックス式は容器を人が空にします。屋外排出式は排出経路を使うため、室内に同じ形の容器がない場合があります。どちらも内部全体を洗う方式ではありません。
メーカーごとの名称
自動お掃除、フィルター掃除など呼び方が異なり、同じメーカーでもシリーズや年式で表示が変わることがあります。名称一覧で推測せず、型番の説明書で確認します。
フィルターを外せるか
手で外して洗える機種、解除操作が必要な機種、日常の手入れでは外さない機種があります。引くだけで動かない場合は止めてください。
ダストボックスの洗い方
水洗いできる容器と、ブラシや端子が付いていて濡らせない部品があります。容器に見えても、説明書の可否を先に見ます。
清掃運転の始まる条件
冷暖房停止後に自動で始まる、一定の運転時間後に始まる、手動操作で動くなど条件が違います。停止直後に電源を抜く前に、機種の動きを確認します。
お手入れ表示の消し方
ゴミを捨てただけで消える機種と、リモコンや本体で操作が要る機種があります。表示が残るからと分解せず、説明書の解除手順を確認します。

取扱説明書が手元にない場合は、本体型番を確認してメーカーの案内から探します。型番の末尾が違うだけで仕様が変わることがあるため、途中まで似た番号ではなく、表示された文字を最後まで照合してください。

お掃除機能を使っても、においが消えないときは

お掃除機能を動かしてもにおいが残るときは、原因がフィルターの表面ではなく、その奥にある可能性を考えます。熱交換器、送風ファン、ドレンパンなどは自動清掃の対象外なので、フィルターがきれいでも空気が通る途中に汚れが残ることがあります。

フィルターとダストボックスはきれい
自動清掃が担当する範囲は整っています。においが続くなら、同じ場所を何度も掃除するより奥を切り分けます。
吹き出し口の奥に汚れが見える
外から布を差し込まず、分解を伴う内部清掃の範囲として扱います。
冷房の使い始めや停止後に気になる
運転条件と内部の水分が関係することがあります。発生する場面を記録すると相談しやすくなります。
焦げたようなにおいや異常な音がある
汚れだけと判断せず、運転を止め、メーカーや販売店の点検窓口へ相談します。

においの種類と出るタイミングによる切り分けは エアコンのにおいを調べる手順、内部で気になる汚れについては エアコン内部のカビと掃除の範囲 でご案内しています。この記事では、フィルター清掃機構との違いにとどめます。

※ フィルターを洗った直後でも、湿ったまま戻すと別のにおいにつながることがあります。十分に乾かし、改善しない場合は同じ手入れを繰り返さないでください。

やってはいけないこと

お掃除機能付きは、フィルターの近くに動く部品と電装部があります。取れる汚れを増やすために境界を越えることが、故障やけがにつながりやすいところです。次の作業は避けてください。

自分で分解する
清掃ユニット、モーター、配線、センサー、基板を外しません。元に戻せても、配線の挟み込みや部品のずれを外観だけで確認できない場合があります。
内部にスプレーを吹く
洗浄液の行き先を制御できず、電装部へ回る、汚れと洗剤分が奥に残るおそれがあります。
ダストボックスを濡れたまま戻す
残った水分がホコリを固め、清掃機構や周辺部品へ移ることがあります。水洗い後は完全に乾かします。
お掃除機能を切ったまま使い続ける
フィルターへホコリがたまり、機能が付いていても働かない状態になります。停止する事情がある場合は、代わりの手入れ方法を説明書で確認します。
フィルターを外したまま運転する
室内のホコリが熱交換器へ直接入り、清掃機構が想定外の動きをする可能性があります。外した部品を戻してから通電します。
動かない部品を引っ張る
フィルター、ダストボックス、ルーバーには解除位置や動かす方向があります。力で外さず、型番の説明書を確認します。
通電したまま手を入れる
停止後に自動清掃が始まる機種があります。リモコンで止めるだけでなく、プラグか専用ブレーカーで電源を遮断します。
異音やエラーを清掃運転で直そうとする
部品のずれや故障が疑われる状態で繰り返すと、別の部品へ負担がかかることがあります。運転を止めて相談します。

ご自身で外したあとに戻らない場合は、別の部品を外して原因を探しません。部品の写真、型番、どの操作まで行ったかを記録し、メーカー、販売店、対応できる清掃業者へ伝えてください。

どのくらい時間がかかるか

かかる時間は、ダストボックスの方式、フィルターを外せるか、水洗いするかで変わります。手を動かす時間より、洗った部品を完全に乾かす時間を長く見ておくのが安全です。冷暖房をすぐ使う必要がある時間帯は避けてください。

ダストボックスのゴミ捨てだけ
乾いたホコリを捨てて戻す作業です。位置と解除方法が分かっていれば比較的短く終わります。
外装とリモコンの拭き掃除まで
乾いたホコリを先に取り、水分を残さず仕上げます。部品を外さないため、乾燥待ちはほとんどありません。
フィルターと容器を水洗いする
外す、乾いたホコリを取る、洗う、すすぐ、乾かす、戻す工程があります。乾燥中は運転を再開できません。
取扱説明書を探すところから始める
型番の確認と、部品の位置、外し方、水洗いの可否を読む時間も作業に含めます。急いで推測するより、先に確かめるほうがやり直しを防げます。

午前中など時間に余裕があるときに始め、外した部品が乾いたことを確認してから戻すと進めやすくなります。雨の日や湿度が高い日は乾きにくいため、水洗いを別日に分ける判断もあります。ここで示すのは一般的な段取りで、実際の所要は機種と汚れの状態で変わります。

どのくらいの頻度でやればいいか

頻度は、取扱説明書のお手入れ表示と周期を最優先にします。そのうえで、表示が出るまで中を見ないのではなく、使う季節の前後と、使用中の定期確認を組み合わせると、満杯や取り付け不良に気づきやすくなります。

ダストボックス
冷房・暖房をよく使う期間は月に一度を目安に中を確認し、お手入れ表示が出た場合は先に空にします。捨てる周期はホコリの量と機種の指定で変わります。
フィルター
月に一度を目安に表面と動きを見て、自動清掃で残った汚れがあれば説明書どおりに手入れします。冷暖房を使い始める前後にも、浮きやたるみを確認します。
本体外側と吹き出し口
目に見えるホコリが付いたときに乾拭きし、季節の使い始めには吹き出し口の表面を確認します。奥へ汚れが見えても手を入れません。
内部のクリーニング
年一回を一般的な目安として状態を確認します。使用時間、部屋の環境、におい、見える汚れによって必要な時期は変わります。

台所に近い部屋、衣類や寝具の繊維が舞いやすい部屋、ペットと過ごす部屋では、フィルターやダストボックスの汚れ方が早いことがあります。反対に使用が少ない機種でも、長く見ていなければ運転前に確認してください。日付だけでなく、容器の中身とフィルターの状態で調整します。

※ 月に一度と年一回は一般的な手入れの目安です。取扱説明書に異なる周期が書かれている場合は、その機種の指定を優先してください。

クリーニングを頼むときに知っておくこと

お掃除機能付きの内部クリーニングは、標準タイプと同じ手順では進みません。熱交換器や送風ファンへ届くまでに、フィルター清掃ユニットと周辺部品を扱う工程が加わるためです。依頼先を選ぶときは、金額だけでなく対応機種と作業範囲を確認してください。

標準タイプより高くなりやすい
取り外す部品が多く、配線、モーター、センサーなどの電子部品を濡らさないよう養生しながら進めるため、分解と組み立てに時間がかかります。
受けていない業者がある
構造が複雑で、機種ごとに分解方法が変わります。お掃除機能付き全般を受けない場合と、特定の型番だけ対応外にする場合があります。
型番を先に伝える
本体の型番、正面全体、設置位置の写真を送ると、お掃除機能の有無と対応可否を訪問前に確認しやすくなります。リモコンの品番だけでは確定できません。
作業範囲を確かめる
熱交換器、送風部分、ドレンパン、清掃ユニットのどこまでが含まれるかを聞きます。分解洗浄の詳しい違いは エアコンの完全分解洗浄 でご案内しています。
真夏と真冬を避ける
冷暖房を止める時間が必要で、依頼も集中しやすい時期です。使い始める直前ではなく、冷房と暖房の切り替わり時期に状態を確認すると日程を選びやすくなります。
動作確認の方法を聞く
清掃前後に、冷暖房、ルーバー、フィルター清掃機構、表示や異音をどのように確認するかを聞いておくと、作業範囲が明確になります。

依頼時には「お掃除機能付きだと思う」だけでなく、型番と困っている症状を伝えます。におい、異音、エラー、水漏れがある場合は、清掃で対応する問題か修理が必要な問題かを分けて確認してもらってください。故障を清掃で直せるとは限りません。

次に汚れるまでを延ばす

お掃除機能付きで最も大切なのは、自動清掃を正しく動かし、集めたホコリをためたままにしないことです。新しい道具を増やすより、機能が働ける状態を保つほうが先です。

  1. お掃除機能を取扱説明書どおりに使う。これが一番です。自動設定を切る場合は、手動でフィルターを手入れする周期も決めます。
  2. ダストボックスのお手入れ表示を放置しない。満杯のままでは、かき取ったホコリの行き先がなくなります。
  3. 洗ったフィルターと容器を完全に乾かす。湿った面へホコリが付くと、乾いた清掃では取りにくくなります。
  4. 冷房や除湿のあとに内部クリーンを使う。付いている機種では、説明書どおりに運転し、フィルター掃除とは別の乾燥機能として使います。
  5. 部屋のホコリを床で取る。床や寝具にたまった繊維をこまめに取り、エアコンへ吸い込まれる量を減らします。
  6. 調理中の油煙を換気する。油分を含むホコリはブラシで取りにくいため、換気設備を使い、エアコンへ流れ込む量を減らします。

室内機の吸い込み口を家具や布でふさがず、吹き出す風の前にも物を置かないようにします。市販の追加フィルターを重ねると、空気の流れや清掃機構の動きに影響する場合があるため、機種の取扱説明書で使用可否を確認してください。

そのままにすると、どうなるか

お掃除機能付きで多いのが、「自動だから大丈夫」と思い、内部を一度も洗っていない状態です。フィルター表面がきれいに見えるため、奥の変化に気づきにくくなります。少し汚れただけで直ちに故障するわけではありませんが、役割の違う場所へ汚れが積み重なります。

ダストボックスがいっぱいになる
集めたホコリをためる場所がなくなり、清掃機構の周辺へ残ることがあります。お手入れ表示や異音を放置しません。
フィルターに取りきれない汚れが残る
油分や湿気を含むホコリはブラシで動きにくく、網目へ付着することがあります。空気の通りに影響する場合があります。
熱交換器へ細かな汚れが届く
フィルターを通り抜けた細かなホコリは奥へ進みます。自動清掃は熱交換器を洗わないため、別の清掃範囲として残ります。
送風ファンとドレンパンに汚れが残る
風と結露水が通る場所ですが、フィルターの清掃機構からは届きません。においや見える汚れが続く原因の一つになります。
清掃機構の異常を見逃す
フィルターのずれ、ブラシの詰まり、動作音の変化があっても、機能が動いていると思い込むと確認が遅れます。
内部の状態が分からないまま長く使う
前回の清掃時期が分からなくなり、においや汚れが目立ってから初めて内部を見ることになります。季節ごとの確認日を残すと判断しやすくなります。

フィルターがきれいであることと、エアコン内部全体がきれいであることは同じではありません。自動清掃が正常に動くかを見ながら、年単位では内部の状態も確認し、必要に応じて清掃と修理を分けて相談します。

賃貸の場合

賃貸住宅では、日常の手入れと、設備を分解する作業を分けて考えます。ダストボックスのゴミ捨て、取扱説明書で外せるフィルター、外装の拭き掃除は日常の手入れに当たることが多い一方、内部クリーニングを頼む前には管理会社かオーナーへ確認してください。

  • 備え付けか、自分で設置した機種かを確認する。設備の所有者と連絡先が変わります
  • 型番と設置状況の写真を残す。お掃除機能の有無と、現在の状態を伝えやすくなります
  • 異音、エラー、水漏れは掃除を始める前に報告する。汚れではなく修理の対象である可能性があります
  • 内部クリーニングの承諾と費用の扱いを確認する。借主と貸主のどちらが負担するかを、清掃業者が判定することはできません
  • 指定業者の有無を聞く。管理会社やオーナーが依頼先を決めている場合があります
  • 作業後の報告を保管する。依頼日、型番、作業範囲、清掃前後の写真があると設備の履歴になります

国土交通省の原状回復に関するガイドラインは一般的な考え方を示す指針で、個別の賃貸借契約を上書きするものではありません。負担区分を自己判断せず、契約書と管理会社の案内を確認してください。

自分でやる範囲と、頼む目安

境界は、取扱説明書のお手入れ欄に書かれた部品か、清掃ユニットや配線を外す必要があるかです。ダストボックス、外せるフィルター、本体外側、吹き出し口の表面までなら、ご家庭で状態を見ながら進められます。

自分でできる範囲
ダストボックスのゴミ捨て/説明書で外せるフィルターの清掃/本体外側とリモコンの乾拭き/吹き出し口とルーバーの表面。
清掃業者へ頼む目安
熱交換器、送風ファン、ドレンパンの汚れが気になる/奥からにおいが続く/内部を長く洗っていない/清掃ユニットを外さないと届かない。
メーカーや販売店へ相談する目安
エラー表示が消えない/清掃機構が動かない/フィルターが斜めになる/焦げたようなにおい/大きな異音/水漏れがある。

ハウスクリーニングひなたの エアコンクリーニング は、壁掛け・お掃除機能付きが22,000円(税込)です。型番と設置状況の写真を事前に確認し、対応できる機種か、どこまで分解するか、作業前に金額と範囲をお伝えします。

清掃ユニットより奥を洗うには、機種ごとの分解と組み立て、電装部の養生が必要です。ご自身の手入れで取りきれない汚れを見つけても、内部へスプレーや布を入れず、型番と症状を伝えて対応可否を確認してください。

よくある質問

Qエアコンにお掃除機能があった方がいいですか?
A

一律には決められません。フィルター表面のホコリを取る手間を減らしたい方には便利ですが、ダストボックスのゴミ捨て、残ったフィルター汚れ、熱交換器や送風ファンの内部清掃は別に必要です。便利になる範囲と、残る手入れの両方で判断してください。

Qお掃除付きエアコンのデメリットは?
A

本体価格が高くなりやすい、構造が複雑になる、本体に奥行きが出やすい、内部クリーニングの費用が高くなりやすい点です。また、自動で掃除するのは主にフィルター表面で、エアコン全体の掃除が不要になるわけではありません。

Qエアコンのお掃除機能は使わない方がいいですか?
A

すでに付いている機能は、取扱説明書どおりに使うのが基本です。切ったまま使うとフィルターにホコリがたまるため、停止する事情がある場合は、代わりに手で行う手入れ方法と周期を説明書で確認してください。異音やエラーがあるときは繰り返し動かさず、点検を相談します。

Qお掃除機能付きエアコンは不要ですか?
A

不要とも必須とも一律には言えません。フィルター掃除の負担を減らしたい方には向き、構造の分かりやすさや内部クリーニングの費用を重視する方は別の選び方もあります。いま持っている場合は、機能を正しく使い、ダストボックスと内部の手入れを分けて続けてください。

Qお掃除機能付きエアコンは、どこを自動で掃除しますか?
A

基本的にはフィルター表面の乾いたホコリです。ブラシなどでかき取り、ダストボックスへためるか屋外へ排出します。フィルターの奥にある熱交換器、送風ファン、ドレンパンまで自動で洗う機能ではありません。

Q内部クリーンがあれば、お掃除機能付きですか?
A

いいえ。内部クリーンは、冷房や除湿の停止後に送風や暖房で室内機の内側を乾かす機能です。フィルターのホコリをブラシで取るお掃除機能とは別です。両方ある機種も、どちらか一方だけの機種もあります。

Qお掃除機能付きかどうか、どう見分けますか?
A

本体の奥行き、ダストボックスの有無、リモコンの「手動掃除」「フィルター掃除」などの表示、フィルターが簡単に外れない構造が手がかりです。最も確実なのは、本体型番から取扱説明書を確認する方法です。内部クリーンの表示だけでは確定できません。

Qお掃除機能付きでもフィルターを洗う必要がありますか?
A

自動清掃で取りきれないホコリや油分が残ることがあります。取扱説明書でフィルターを外して水洗いできる機種なら、状態に応じて手入れします。簡単に外れない機種を無理に引かず、その機種の外し方と周期を優先してください。

Qお掃除機能付きエアコンに洗浄スプレーを使えますか?
A

内部へは吹き付けないでください。フィルターの近くにモーター、配線、センサーなどがあり、液が電装部へ回ったり、洗剤分と汚れが奥に残ったりするおそれがあります。日常の手入れは掃除機、乾いた布、必要に応じて外せる部品への中性洗剤までにします。

Qお掃除機能付きでも業者のクリーニングは必要ですか?
A

フィルターの奥にある熱交換器、送風ファン、ドレンパンは自動清掃の対象外です。におい、奥の汚れ、長く内部を洗っていない状態が気になる場合は、型番を伝えて対応できる業者へ相談してください。異音やエラー、水漏れは修理の相談が先になることもあります。

掲載日
2026年10月15日
参照したもの
お使いのエアコンの取扱説明書(フィルター自動清掃、内部クリーン、ダストボックス、日常のお手入れ)
ハウスクリーニングひなた 作業手順書(電源遮断、分解範囲、電装部の養生、型番の事前確認)
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※ 掲載内容は2026年10月時点のものです。設備の種類・状態によって、ご案内が変わる場合があります。この記事に監修者は置いていません。設備そのものの可否は、お使いの機器の取扱説明書と製造メーカーのご案内をご確認ください。

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